バッカルファット注射について

内頬肉を噛む事改善

歯科

2023.11.17

執筆：いんちょう

年齢が上がるとともに　地味に症状が現れる

「内頬肉を噛むようになる」

このご相談は　「そういえば」という感じで当初始まりました。

元々　治療中に内頬脂肪（バッカルファット）がとても邪魔になる方の構成に傾向があり

年齢が上がるとともに内側にダランとしてくるなと感じておりました。

太っている・痩せている関係なく　バッカルファットはデロンと内側に入り込み

奥歯を覆うように歯に密着してきます。

バッカルファットに常に歯の横の空間を埋められている方は

がぶっと内頬肉を噛むようになり、歯の形に圧痕もつき始め、血豆ができる事が増えます。

空間が密着しているので汚れも溜まりやすくなり、虫歯や歯周病を助長してしまう脂肪です。

これ、という治療として取り上げられなかった

患者さん方は　どうにかあのゲリラ的に来る頬肉を噛むショック　を改善できないかと

悩まれる方が多い中、歯科医の中ではあまり取り上げられておらず

「しょうがない。噛まないように気を付けて」　レベルの取り上げられ方でした。

今現在も　このバッカルファットを噛むという状態に対しての何か対策や研究などはされておりません。

何故ならば「病気ではなく動作による事故だからです」

痩せてください・ダイエットしてください・美容外科で手術でバッカルファットを取ってきてください

このように言われておしまいでした。とのご相談がほとんどです。

痩せている方でもたっぷりついているバッカルファットを　どうやってさらに身軽にするのだろうという

不可能な対応。

では無理だから　方法がないから諦めるの？となった時

当院院長が元々自分の顔に打っていて効果を実感していた　バッカルファット注射を

口腔内の脂肪に応用したらどうでしょう？という発想から生まれました。

院長はすでに１０年以上自分の顔に打ったり、口の中に打ったりと　手放せない状態で使っています。

では　それだけ年数を使っているという事は　効果が無いの？と思われてしまいますが

毎回効果は実感しております。

相手（脂肪や浮腫み）は厄介なのと、ある場所が改善されると　次はここ・と欲が出るので

彫刻を時間をかけゆっくりしているような感覚です。

おかげ様で口の中にはみ出してくる脂肪は少なくなり、つるっとした内頬・口腔内になっています。

バッカルファット注射は　打って劇的に変化が起きるというものではなく

じっくりとジワジワ改善していきます。

「何回で改善されますか？」とか「どのくらいの量必要ですか？」というご質問は電話ではお答えできません

個人によって違うのと、満足度によって異なるのと、拝見した事が無い方の口の中の状況は
わからないからです。

意地悪をして答えないのではなく　　会った事が無い人の印象を聞かれるようなものですので

電話でこの質問はできれば控えていただけると幸いです。　いきなりかかってくる電話で

「ちょっといいですか？」という文言の後に　このように聞かれる事がとても多く

ご本人にはちょっとでも　実際は１０分以上かかることも多く、診察にも影響がでます。

当院のように　手が割けない医院では対応に時間が取れません。

ご質問であれば　ご予約を取って、時間を確保してくださると幸いです。

シンプルに内頬肉脂肪を燃焼させやすくする注射を打って　
脂肪を軽くしていく施術　　
それにより噛む事故を起こしにくくする施術

これが内容の説明になります。

〇何回通うのか（効果の満足度による）
〇どのくらいの量必要か
〇何日で効果が出るか（効果発現が早い・遅い差がある）
〇腫れるか（ほぼ腫れませんが個人差が出る場合もある）

これらは　電話だけではお答えできません。実際に診察が必要になります。

バッカルファットは院長もスタッフも自らに打って効果を実感していて
好きな施術です。

１ｃｃ　８８００円　２ｃｃ　17600円
（両頬で２ｃｃからとなります）

時間は５分程

腫れはほぼ起きないので　当日人と会っても大丈夫です。

3日目くらいから浮腫みが改善され、「そういえば最近　内頬を噛みにくくなってきた」

という感じで　マイルドに効果が発揮されていきます。

1ヶ月程をかけて体外へ排出されます

打ってから特に何かする必要はないです。

できれは悩みが一番ピークの初回あたりは

週１で３回　が　1クール　となっています。　当院では特に来なければいけないというノルマは
課しておりませんので

１回打って様子を見るという方もいらっしゃいますし　ここもあそこもと次々と
改善していかれる方もいらっしゃいます。

1回で劇的な変化はありません。マイルドに少しづつ変化するという感じですが　
打つと打たないとでは違います。

頬がこけるのは　バッカルファットを手術で取り去ってしまう場合です。

注射ではそのレベルにはなりませんので　
ゆっくり彫刻のように削りながら良い塩梅で留めることができます。