ドライマウスについて
宮本歯科医のコラム
こんにちは!
近年新型コロナウイルスによって口腔乾燥症(ドライマウス)に悩まされている人が増えていると聞きます。
今回はそのドライマウスの原因やそれに伴う影響についてお話していきたいと思います。
まずドライマウスとは文字通り口の中が極度に乾燥している状態をさします。
通常作られる唾液の量よりはるかに少ないため口が乾く、しゃべりにくい、口の中がネバネバする、口臭がする、唇が切れやすいなどといった症状がでてきます。
原因としては、コロナ対策として日常的にみなさんが付けているマスクによって口周りの筋力が落ち口呼吸になったことが考えられます。
また糖尿病などの基礎疾患やそれに伴う服用薬の副作用やストレスなども考えられます。
唾液自体には抗菌作用、自浄作用、口腔粘膜保護作用などのとても大切な作用があり
これらが低下してしまうことでお口の中の衛生状態が悪くなり虫歯や歯周病になりやすくなるほか、感染症をおこしやすくなります。カビの一種であるカンジダ菌が口の中に増えるキケンもあります。
日常的に行う治療法としては、
- ガムを噛んだりして咀嚼すること
- 唾液腺をマッサージすること
- 口呼吸をせず鼻呼吸になるように意識すること
- ストレスを軽減させること
他に基礎疾患や服用薬による影響の場合は疾患の治療による改善か服用薬の変更ですが変更できない場合もあるため、乾燥を防ぐための保湿ジェルや唾液分泌を促す薬、消炎・抗菌作用のあるうがい薬などを使って治療する方法が考えられます。
日々の生活で口元を意識するだけでも変わってきますので気が付いた時に実践してみましょう♪
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