~歯の色とは?~
藤田歯科医師のコラム
~歯の色とは?~
「黄ばんだ歯を白くしたいけど、歯ってもともと何色なの?みんな白くなるの?」
こういった疑問を抱く方がいらっしゃいます。今回は~歯の色~に関してお話していきます!(着色に関しては~ホワイトニングとコーヒーとの上手な付き合い方~へ)
歯は外側から中心に向かってエナメル質、象牙質、セメント質、歯髄の4つで構成されています。
その中でも特に歯の色に関係してくるのが、エナメル質と象牙質です。
エナメル質は“白さ”と“透明感”、象牙質は“色相”と“”彩度“を決定付けると言われていますが、その他さまざまな要素が絡み合い最終的な色を作り出しています。
一部ですがご紹介します。
<その他の要素>
- • ホワイトスポット
- 歯の表面の一部に白い模様を持っている方が日本人に多いと言われています。遺伝や、歯が作られるときに何らかの刺激を受けた、エナメル質が上手く作られなかったなど原因は様々です。もともとホワイトスポットをお持ちの方がホワイトニングを行うことで、より目立つようになってしまうケースがあります。ですが、3日程すれば徐々に色が落ち着き目立たなくなることが多いです。
- • 虫歯
- 虫歯の色のイメージは「黒」を思い浮かべがちですが、実際は虫歯の進み具合や深さの程度によって色が変わってきます。初期虫歯は白いですが、進行していくとやや黄色がかった色になり、象牙質まで進むと黄色から茶色、黒く見える場合もあります。ホワイトニングをされる場合には虫歯治療を優先していただくことがあります。
- • 咬耗
- 年齢が進んでいくにつれ歯はすり減っていきます。咬耗が進むと、噛むところの面の象牙質が露出し黄色にみえてきます。また年齢とともに歯茎も下がってくるため同じように象牙質が露出し、歯茎との境目が黄色っぽくみえてきます。
- • 抜髄
- 歯の神経を取るといった言い方をよくされます。抜髄をした歯はそうでない歯に比べると一般的に赤味がなくなっていき黒ずんだ色へと変化していきます。
今までお話してきた通り、様々な要素が重なり合い歯の色が表現されているためホワイトニングの効果も個人差があります。
当院ではシェードガイドという色見本を用いて、ホワイトニングを行う前後で色の比較を行います。ホワイトニングを続けてもう一段階白い歯を目指していきましょう。
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