セルフホワイトニングと歯科医院の施術の違いって?

それぞれの特徴が知りたい!

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2019.10.12

執筆:末光妙子(歯科医師)医療法人財団匡仁会

セルフorクリニックで悩む女性 《セルフor歯科医院》ホワイトニングは何で選べばいいの?

「白い歯」「きれいな歯」は、老若男女・万国共通の憧れですよね。最近では歯磨き粉や歯ブラシでもよく目にするホワイトニングですが、「実際はどうしたらいいのかわからない」、「やってみたいけどなんだかな・・・」と感じている方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、「どんなホワイトニングを選べばいいのか」を《タイプ別》に分けてみたいと思います。

目次

自分でやる?歯科医師・衛生士にやってもらう?

まずホワイトニングを大きく分けると、ご自身で行うもの or 歯科医師や歯科衛生士の有資格者に行ってもらうものの2つに分ける事ができます。 この2つには〈セルフorやってもらう〉という点以外に、大きく異なる点があります。 それは「過酸化水素」を使用できるか・できないかという点です。 〈過酸化水素って何?〉 「過酸化水素」という言葉に聞き慣れない方も多いと思いますが、わかりやすく言うとオキシドールの濃いものです。(オキシドールは2.5%~3.5%過酸化水素の事を指します) 過酸化水素には〈殺菌・漂白〉作用があるため、傷口の消毒や衣料用漂白などにも利用されています。 歯のホワイトニングの場合は〈30%程度の、高濃度の過酸化水素〉を利用しますが、この濃度の過酸化水素は劇物に当たります。歯に用いる場合、用法を間違うと危険なため「歯科医師もしくは歯科医師の指導の下歯科衛生士が処置すること」と薬事法で決められています。そのため、「過酸化水素」を利用したホワイトニングは歯科医師・歯科衛生士でないと行えないという事になります。

過酸化水素を使う・使わないの違い

過酸化水素を使用する場合と使用しない場合では〈目指す白さ〉に大きな違いがあります。

・過酸化水素なし → 表面の汚れを落として歯本来の色に戻す ・過酸化水素あり → 本来の色以上に白く漂白していく

過酸化水素を利用しない方法(歯磨き粉やセルフホワイトニングなど)では、表面の汚れを落とすということにとどまるため、本来の色より白くする事はできません。表面の汚れだけが気になっている方にはこちらで充分でしょう。 いっぽう、表面の汚れを落とすだけでなく「本来の色以上に白くしたい」という方には、一般歯科医院やホワイトニング専門医院で行う過酸化水素を利用するホワイトニングがおすすめです。

セルフvs.歯科医院、お値段の違い

ご自身で行う方法は費用が比較的安価です。そのため気軽にお試ししやすいと言うメリットがあります。一方、歯科医師・衛生士が行うものは効果は高いものの、費用はご自身で行うものよりも高額になりやすいです。そのため、効果をとるか? or 値段をとるか?という選択になるでしょう。 また、ホワイトニングは自費診療となりますので医院によって値段の設定は様々です。相場としては1回数千円~5万円ほどのものから、高額になると数十万というところもあるようです。

歯科医院でのホワイトニング方法いろいろ

一般的に過酸化水素を利用したホワイトニングの方法は、以下の3つになります。

・光を当てるもの オフィスホワイトニング ・マウスピースを利用するもの ホームホワイトニング ・神経のない歯に行うもの インターナルブリーチ

まず「オフィスホワイトニング」ですが、歯に薬剤を塗ってLEDやレーザーなどを当てて白くしていきます※。その場で白くなるため、白さの実感が得られやすいという特徴があります。 対して、マウスピースを利用する「ホームホワイトニング」は、医院で歯科医師や衛生士に利用方法を指導してもらい、薬剤を処方されるというものです。 「ホームホワイトニング」には、インターネットなどで薬剤を個人輸入して利用するという裏技もあります。ただしこちらはあくまで自己責任での利用となるため、ホワイトニングを熟知されている方でないとおすすめできません。 またホームホワイトニングは効果を感じるまで時間がかかり、2週間〜1ヶ月ほど毎日利用して「白くなったかも?」というものなので、しっかり使うことが重要です。 「インターナルブリーチ」は少々特殊な方法です。神経が死んでしまい(失活)黒ずんでしまった歯に対して行う方法になるため、見える歯全部というより、その歯1本だけ!という形になります。

タイプ別おすすめホワイトニング

上記の事を踏まえてタイプ別に簡単におすすめの方法をまとめてみました。

■ とりあえずやってみたい、そこまで色が気になっていない →セルフホワイトニング、歯磨き粉 ■ 早く白くしたい! →オフィスホワイトニング ■ 根気よく徹底的に白くしたい →ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの併用(デュアルホワイトニング) ■ 白くしたいけど自分でやるのは面倒 →オフィスホワイトニング ■ 通えない、自分のペースで白くしたい →ホームホワイトニング ■ 値段が気になるけど一度やってみたい →セルフホワイトニング

当てはまるタイプはありましたか? ぜひご自分に合った、無理や無駄のない方法でホワイトニングに挑戦してみてくださいね。

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