【歯科医師監修】フロスおすすめ10選!歯科衛生士目線の選び方と正しい使い方を解説

ホルダー型・糸巻き型の選び方、歯間ブラシとの使い分け、正しい使い方まで

  • 日常ケア

監修:ドクターズホワイトニング専任講師 - 末光妙子

歯間部のプラーク除去率比較

「フロスを使ったほうがいい」と聞いたことはあっても、ドラッグストアや通販で見てみると種類が多く、どれを選べばよいのか迷ってしまう方は少なくありません。ホルダーが付いたタイプ、指に巻いて使う糸巻きタイプ、ワックス付き、ワックスなし、唾液でふくらむスポンジタイプなど、デンタルフロスにはさまざまな種類があります。

結論からいうと、初めて使う方には奥歯まで届きやすいY字ホルダー型、歯面に沿わせてしっかり汚れを取りたい方には糸巻き型やスポンジタイプのフロスがおすすめです。歯と歯の間が狭い部分にはフロス、歯ぐきが下がってすき間が広い部分には歯間ブラシが向いています。どちらか一方だけが優れているというより、口の状態や部位に合わせて使い分けることが大切です。

歯ブラシは毎日のセルフケアの基本ですが、歯と歯の間には毛先が届きにくい部分があります。ライオン歯科衛生研究所「歯と歯の間のケア方法」では、歯間部のプラークは歯ブラシだけでは60%程度しか取り除けず、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると90%近くまで取り除けると説明されています。つまり、歯ブラシだけでは歯間部の汚れが約40%残る可能性があり、毎日歯みがきをしている方でも歯間ケアは欠かせません。

この記事では、歯科医師監修のもと、歯科衛生士目線でおすすめしやすいフロス10選を紹介します。フロスの種類、選び方、歯間ブラシとの違い、使う順番、正しい使い方、よくある疑問までまとめて解説します。口臭やホワイトニング後のケアに関心がある方は、あわせておすすめのマウスウォッシュ21選!市販で最強はどれ?や歯の白さに差がつく!ホワイトニング歯磨き粉の最強おすすめも参考にしてください。

フロスとは?歯ブラシだけでは落としにくい歯間汚れを取るケア用品

フロスとは?歯ブラシだけでは落としにくい歯間汚れを取るケア用品

フロスとは、細い繊維を歯と歯の間に通し、歯間部に残ったプラークや食べかすを取り除くオーラルケア用品です。厚生労働省 e-ヘルスネット「歯間部清掃(デンタルフロス・歯間ブラシ)」では、デンタルフロスを「繊維を歯間に入れてプラークを巻き取るように取り除く細い糸」と説明しています。

歯ブラシは、歯の表面、裏側、噛み合わせを磨くために欠かせません。一方で、歯と歯が接している部分や、歯ぐきのきわにある細い溝には毛先が届きにくく、プラークが残りやすい傾向があります。プラークは細菌のかたまりで、時間が経つとむし歯、歯周病、口臭の原因になりやすい汚れです。

歯間部は歯ブラシだけでは清掃しにくい場所です。歯ブラシに加えてデンタルフロスや歯間ブラシを取り入れることで、歯間部のプラーク除去率を高めやすくなります。

フロスの役割は、歯ブラシでは届きにくい「歯と歯の接触点」「歯と歯ぐきの境目」「歯間の側面」に直接アプローチすることです。特に20〜40代は、まだ歯間ブラシが入りにくいほど歯間が狭い方も多いため、まずはフロスを習慣にすることが現実的です。

フロスはむし歯・歯周病・口臭対策に役立つ

フロスを使う目的は、単に食べかすを取ることだけではありません。歯間部に残ったプラークを減らすことで、むし歯や歯周病のリスクを抑えやすくなります。また、歯間に残った汚れは口臭の原因にもなりやすいため、口臭が気になる方にも歯間ケアは重要です。

口臭は、舌苔、歯周病、むし歯、唾液量の低下、生活習慣など複数の要因で起こります。歯間の汚れも原因の一つになり得るため、気になる方は【歯科医師監修】口臭をケアするにはどうすればいい?原因と対策を解説も確認してみてください。

フロスの種類と選び方

フロスの種類と選び方

デンタルフロスおすすめ商品を選ぶときに大切なのは、自分の歯並び、歯間の広さ、使用経験、続けやすさに合ったタイプを選ぶことです。清掃力が高い商品でも、使いにくくて続かなければ効果を実感しにくくなります。反対に、初心者向けの商品でも毎日使えば歯間ケアの習慣化につながります。

ホルダー型と糸巻き型の違い

デンタルフロスの種類 徹底比較図

デンタルフロスは、大きく「ホルダー型」と「糸巻き型」に分けられます。ホルダー型は持ち手にフロスが張られているタイプで、片手で扱いやすい点が特徴です。糸巻き型は必要な長さを切り、指に巻きつけて使うタイプで、歯の面に沿わせやすく、慣れると細かい部分まで清掃しやすくなります。

種類特徴おすすめの人注意点
ホルダー型持ち手があり、片手で使いやすい。F字型とY字型がある初心者、忙しい方、奥歯にフロスを通しにくい方同じ糸部分を複数箇所に使う場合は汚れの移動に注意する
糸巻き型必要な長さを切って指に巻く。歯面に沿わせやすい清掃力を重視する方、歯科医院で使い方を教わった方慣れるまで操作に時間がかかる
スポンジタイプ唾液でふくらみ、歯面に密着しやすい歯間の汚れをしっかり絡め取りたい方歯間が非常に狭いと入りにくい場合がある
テープタイプ平たい形状で、狭い歯間にも通しやすい歯と歯の接触がきつい方汚れを絡め取る感覚は糸状タイプと異なる

初めて使う方には、Y字型のホルダータイプがおすすめです。Y字型は奥歯に届きやすく、鏡を見ながら歯間に入れやすいため、フロスに慣れていない方でも使いやすい傾向があります。前歯だけであればF字型も使いやすいですが、奥歯までケアしたい場合はY字型を選ぶとよいでしょう。

ワックスあり・ワックスなしの違い

フロスには、糸にワックス加工がされているタイプと、ワックスなしのタイプがあります。ワックスありは滑りがよく、歯と歯の間に通しやすいのが特徴です。歯間が狭い方、フロスが引っかかりやすい方、初心者にはワックスありがおすすめです。

一方、ワックスなしは繊維が広がりやすく、歯面の汚れを絡め取る感覚が得やすい点がメリットです。ただし、歯間が狭いと入りにくい場合があるため、無理に通さないようにしましょう。

加工メリット向いている人
ワックスあり滑りがよく、歯間に通しやすい初心者、歯間が狭い方、詰め物がある方
ワックスなし汚れを絡め取りやすいフロスに慣れている方、清掃感を重視する方
ミントワックス爽快感があり、習慣化しやすい口臭が気になる方、使用後のすっきり感がほしい方

素材や形状もチェックする

フロスの素材には、ナイロン、ポリエチレン、ポリエステルなどがあります。最近は高強度ポリエチレンを使った切れにくいタイプや、唾液でふわっと広がるタイプもあります。歯間がきつい方は、細くて滑りのよいタイプを選ぶとストレスが少なくなります。汚れをしっかり取りたい方は、広がる繊維やスポンジタイプを選ぶのもよいでしょう。

ただし、フロスが毎回引っかかる、ほつれる、切れるという場合は、むし歯、歯石、詰め物や被せ物の段差が関係している可能性があります。力任せに続けるのではなく、歯科医院で確認してもらうことをおすすめします。

歯科衛生士目線で選ぶフロスおすすめ10選

歯科衛生士目線で選ぶフロスおすすめ10選

ここからは、市販や歯科医院、通販で購入しやすいデンタルフロスの中から、使いやすさ、清掃力、初心者向けかどうか、奥歯への届きやすさを基準におすすめ商品を紹介します。価格や取り扱い状況は変動するため、購入前に公式サイトや販売店で最新情報を確認してください。

順位商品名タイプ特徴おすすめの人
1DENT.EX ウルトラフロスY字ホルダー型切れにくく、奥歯に使いやすい初心者、奥歯をしっかりケアしたい方
2クリニカアドバンテージ デンタルフロスY字タイプY字ホルダー型日本歯科医師会推薦商品。洗って繰り返し使えるドラッグストアで買いやすい商品を探す方
3フロアフロス糸巻き型歯ぐきの中までやさしくケアしやすい設計歯周病予防を意識したい方
4ルシェロフロス ミントワックス糸巻き型ミントワックスで歯間に入れやすい歯科専売品を使いたい方
5小林製薬 糸ようじホルダー型持ち手付きで手軽に使えるフロス初心者、家族で使いたい方
6G・U・M デンタルフロス糸巻き型歯周ケアブランドの定番フロス歯ぐきケアを重視する方
7Oral-B プレミアムフロステープ型狭い歯間にスルッと入りやすい歯間がきつく通常の糸が入りにくい方
8クリニカアドバンテージ スポンジフロス糸巻き型・スポンジふくらんで歯面に密着しやすい汚れをしっかり絡め取りたい方
9REACH デンタルフロス ワックス糸巻き型ワックス付きで日常使いしやすいコスパ重視で続けたい方
10Ci メディカル フロス糸巻き型歯科医院・通販で入手しやすい大容量で使いたい方

1位:DENT.EX ウルトラフロス

1位:DENT.EX ウルトラフロス

DENT.EX ウルトラフロスは、ライオン歯科材が販売するY字型ホルダーのデンタルフロスです。リンク先は歯科医院・歯科専門家向けの公式製品ページですが、製品特徴を確認する情報源として参考になります。

公式ページでは、使いやすさを追求したY字型ホルダーで臼歯部にも使いやすく、高耐久性・低摩擦力の「テクミロン」を採用していると説明されています。フロスにわずかなたるみを持たせることで、束状のフィラメントが歯面に巻きつくように広がり、プラーク除去を助ける設計です。

初心者にとって、糸巻き型のフロスは指に巻きつける操作が難しく感じられることがあります。その点、DENT.EX ウルトラフロスはホルダー型で扱いやすく、前歯から奥歯までコントロールしやすいのが魅力です。歯間がきつい方、奥歯に手が届きにくい方、子どもの仕上げ磨きに使いたい方にも向いています。

2位:クリニカアドバンテージ デンタルフロスY字タイプ

2位:クリニカアドバンテージ デンタルフロスY字タイプ

クリニカアドバンテージ デンタルフロスY字タイプは、ドラッグストアでも手に取りやすいY字型のデンタルフロスです。公式ページでは、奥歯の歯間にもラクに入って歯垢を落とす、初めての方にも使いやすいY字型フロスと紹介されています。

同商品は日本歯科医師会推薦商品として表示されています。ただし、推薦表示は製品選びの参考情報であり、個々の口腔状態に対する効果や品質を日本歯科医師会が保証するものではありません。フロス選びでは、推薦表示だけでなく、歯間の狭さ、使いやすさ、続けやすさも確認しましょう。

高強度フロスを採用し、洗って繰り返し使える設計になっています。ホルダーの形状も握りやすく、歯間に入れる角度を調整しやすいため、フロスを習慣化したい初心者に向いています。

3位:フロアフロス

3位:フロアフロス

フロアフロスは、歯ぐきの中の汚れを落とすことを意識して開発されたデンタルフロスです。公式サイトでは、歯ブラシでは届かない歯ぐきの中まで入り、細菌を絡め取ることを目的にしていると説明されています。

糸巻き型なので、歯のカーブに沿わせてC字に動かしやすく、慣れると清掃力を実感しやすい商品です。歯ぐきへのやさしさや歯周病予防を意識したい方に向いています。初心者には少し操作が難しい場合もありますが、歯科医院で使い方を教わりながら取り入れると、毎日のセルフケアの質を高めやすいでしょう。

4位:ルシェロフロス ミントワックス

4位:ルシェロフロス ミントワックス

ルシェロフロス ミントワックスは、ジーシーの歯科専売系フロスです。くさび状の極細繊維を束ねたデンタルフロスで、ミントワックスによって歯間に入れやすく、プラークを効率よくかき取ると説明されています。

ワックス付きなので歯間に通しやすく、ミントの爽快感もあります。歯科医院で勧められることもあるため、一般的な市販品から一歩進んだケアをしたい方におすすめです。

5位:小林製薬 糸ようじ

5位:小林製薬 糸ようじ

小林製薬の糸ようじは、持ち手付きフロスの定番商品です。公式サイトでは、歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境目の歯垢や汚れを効率的に取り除けると説明されています。

ホルダー付きで扱いやすく、初めてでも使いやすい点が大きな魅力です。複数タイプが展開されており、奥歯に使いやすいY字型や、狭い歯間に入りやすいタイプも選べます。フロスに苦手意識がある方や、家族で気軽に歯間ケアを始めたい方に向いています。

6位:G・U・M デンタルフロス

6位:G・U・M デンタルフロス

G・U・Mは歯周病ケアのイメージが強いオーラルケアブランドです。デンタルフロスも展開されており、歯ぐきケアを意識する方に選ばれやすい商品です。歯周病予防を考える場合、歯ブラシだけでなく、歯間部のプラークを落とす習慣が欠かせません。

G・U・Mのフロスは、歯周ケアブランドでそろえたい方や、歯ぐきの健康を意識したい方におすすめです。歯ぐきから出血しやすい方は、力を入れすぎず、歯面に沿わせてゆっくり動かしましょう。

7位:Oral-B プレミアムフロス

7位:Oral-B プレミアムフロス

Oral-B プレミアムフロスは、狭い歯間にもスムーズに入りやすいテープ型フロスとして知られています。一般的な糸状フロスが歯間に入りにくい方や、フロスがほつれる感覚が苦手な方に向いています。

テープ型は平たい形状のため、狭い歯間に入りやすい反面、糸が広がって汚れを絡め取るタイプとは使用感が異なります。歯間がきつく、通常のフロスに挫折した方は試してみる価値があります。

8位:クリニカアドバンテージ スポンジフロス

8位:クリニカアドバンテージ スポンジフロス

クリニカアドバンテージ スポンジフロスは、唾液を含むとふくらんで歯面に密着しやすいタイプのフロスです。歯と歯の間に通したあと、歯面を包み込むように汚れを絡め取りたい方に向いています。

歯間が極端に狭い方は入りにくい場合がありますが、通常のフロスでは物足りない方や、清掃感を重視したい方には使いやすいでしょう。糸巻き型に慣れてきた段階で試すのもおすすめです。

9位:REACH デンタルフロス ワックス

9位:REACH デンタルフロス ワックス

REACHのワックス付きデンタルフロスは、日常使いしやすい定番タイプです。ワックス加工により歯間へ通しやすく、コストを抑えながら継続しやすい点が魅力です。

フロスは特別なケアではなく、毎日続けることに意味があります。価格や入手しやすさを重視し、無理なく習慣化したい方には、こうしたシンプルなワックス付きフロスが向いています。

10位:Ci メディカル フロス

10位:Ci メディカル フロス

Ci メディカル系のフロスは、歯科医院や通販で見かけることが多く、コストパフォーマンスを重視する方に向いています。大容量で購入できる商品もあり、毎日しっかり使いたい方にとっては続けやすい選択肢です。

ただし、商品ラインアップが多いため、初めて購入する場合はワックスあり・なし、太さ、形状を確認しましょう。歯科医院で勧められた種類がある場合は、同じタイプから始めると失敗しにくくなります。

フロスと歯間ブラシはどっちがおすすめ?違いと使い分け

フロスと歯間ブラシの順番は?基本は「歯間ケア→歯みがき」がおすすめ

「フロスと歯間ブラシはどっちを使えばいいの?」という疑問は、多くの方が感じるポイントです。答えは、歯と歯のすき間の広さによって変わります。狭い歯間にはフロス、すき間が広い部分には歯間ブラシが向いています。

厚生労働省の情報では、隙間の小さい歯間部清掃にはデンタルフロスが有効で、隙間のある歯間部清掃には歯間ブラシが便利とされています。また、日本歯科医師会 HAPPY Smile「使いこなせてますか?歯間清掃具」でも、歯間が広い人には歯間ブラシやソフトピック、歯間が狭い人にはデンタルフロスやホルダー付きフロスがおすすめと説明されています。

フロスと歯間ブラシの使い分け

状態おすすめ理由
歯と歯が密着しているフロス細い糸を接触点に通しやすい
歯並びが重なっているフロスブラシが入りにくい部分にも通しやすい
歯ぐきが下がってすき間がある歯間ブラシ根元の三角形のすき間を清掃しやすい
ブリッジ・矯正装置がある専用フロス・歯間ブラシ形状に合わせた補助用具が必要
どちらが合うかわからない歯科医院で相談歯間サイズは部位によって異なるため

無理に歯間ブラシを狭いすき間へ入れると、歯ぐきや歯を傷つける可能性があります。反対に、すき間が広い部分にフロスだけを使っても、根元の広い空間の汚れを十分に落としきれない場合があります。部位ごとにフロスと歯間ブラシを使い分けるのが理想です。

フロスと歯間ブラシの順番は?基本は「歯間ケア→歯みがき」がおすすめ

フロスと歯間ブラシの順番は?基本は「歯間ケア→歯みがき」がおすすめ

「フロス 歯間ブラシ 順番」で調べている方は、歯みがきの前と後のどちらで使うべきか迷っているのではないでしょうか。結論としては、歯間ケアを先に行い、その後に歯ブラシで磨く順番がおすすめです。

小林製薬「歯科衛生士さんに聞いた!初心者でも続けられるフロスや歯間ブラシの選び方」では、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってからいつもの歯みがきをする順番が効果的と説明されています。歯間の汚れを先に浮かせてから歯ブラシで全体を磨くことで、口の中の汚れを効率よく取り除きやすくなるためです。

ただし、重要なのは順番にこだわりすぎることではありません。歯みがき後であっても、フロスを使わないよりは使ったほうが歯間部の汚れを落としやすくなります。まずは「寝る前に1日1回」を目標に、続けやすいタイミングを決めるとよいでしょう。

正しいフロスの使い方

正しいフロスの使い方

フロスは正しく使うことで、歯間部のプラークを効率よく落とせます。一方で、勢いよく歯間に入れたり、歯ぐきに強く押しつけたりすると、歯肉を傷つけることがあります。鏡を見ながら、ゆっくり丁寧に動かしましょう。

正しいフロスの使い方ステップ図

ホルダー型フロスの使い方

ホルダー型フロスは、初心者でも扱いやすいタイプです。まず、鏡を見ながらフロスの糸部分を歯と歯の間に当てます。次に、のこぎりを引くように小さく左右へ動かしながら、ゆっくり歯間に入れます。勢いよく押し込むと歯ぐきに当たって痛みや出血の原因になるため、力を入れすぎないことが大切です。

歯と歯の接触点を通過したら、フロスを片方の歯面に沿わせ、上下に数回動かして汚れをかき出します。その後、隣の歯面にも同じように沿わせて清掃します。最後に、再び小さく左右へ動かしながらゆっくり取り出します。

糸巻き型フロスの使い方

糸巻き型フロスは、40cm程度に切って両手の中指に巻きつけ、親指と人差し指で1〜2cm程度の長さを操作します。歯間に入れるときは、ホルダー型と同じく、のこぎりを引くように小さく動かしながらゆっくり通します。

接触点を通過したら、フロスを歯にC字型に沿わせ、歯ぐきの少し中までやさしく入れます。そのまま歯面に沿って上下に動かし、プラークをかき出します。1カ所を清掃したら、糸の使用部分を少しずらして新しい部分で次の歯間を清掃すると衛生的です。

フロスを使うときの注意点

フロスを使うときの注意点

フロスは毎日のセルフケアに役立ちますが、使い方を誤ると歯ぐきを傷つけることがあります。特に初めて使う方は、歯間へ一気に押し込まず、左右に小さく動かしながら少しずつ入れましょう。

出血がある場合、力の入れすぎで歯ぐきが傷ついている場合もあれば、歯肉炎や歯周病で炎症が起きている場合もあります。軽い出血がすぐに落ち着く場合は様子を見てもよいことがありますが、出血が1週間以上続く、痛みが強い、毎回同じ場所から出血する、フロスが引っかかるといった場合は歯科医院で相談してください。

また、フロスが詰め物や被せ物に引っかかったときは、無理に上へ引き抜かないようにしましょう。片方の指から糸を外し、横からゆっくり引き抜くと外しやすい場合があります。ホルダー型で外れにくい場合は、力任せに動かさず歯科医院で相談することをおすすめします。

フロスに関するよくある質問

フロスに関するよくある質問

フロスは毎日使ったほうがいいですか?

フロスは、1日1回の使用を目標にするのがおすすめです。毎食後に使える方は理想的ですが、忙しい方は寝る前の1回から始めると続けやすくなります。寝ている間は唾液の分泌が減り、細菌が増えやすいため、就寝前に歯間部の汚れを落としておくことは意味があります。

フロスは歯みがきの前と後、どちらがよいですか?

基本的には、フロスや歯間ブラシで歯間の汚れを落としてから歯みがきをする順番がおすすめです。ただし、歯みがき後にフロスを使っても歯間部の汚れを落とす意味はあります。順番にこだわって使わなくなるよりも、毎日続けられるタイミングを決めることが大切です。

フロスと歯間ブラシは両方使うべきですか?

歯間の状態によります。歯と歯が密着している部分にはフロス、すき間が広い部分には歯間ブラシが向いています。部位によってすき間の広さは異なるため、前歯はフロス、奥歯の根元は歯間ブラシというように使い分ける方もいます。自分に合うサイズがわからない場合は、歯科医院で確認してもらいましょう。

フロスをすると歯ぐきから血が出ます。やめたほうがいいですか?

強く入れすぎて歯ぐきを傷つけた場合は、数日間その部分を避け、痛みや傷が落ち着くか確認してください。一方で、歯肉炎や歯周病による炎症で出血している場合もあります。出血が続く、痛みがある、腫れがある、同じ場所から毎回出血する場合は、自己判断せず歯科医院で相談しましょう。

フロスを使うと歯のすき間が広がりませんか?

正しく使えば、フロスによって歯のすき間が広がるわけではありません。むしろ、歯間のプラークを取り除くことで歯ぐきの炎症が改善し、腫れていた歯ぐきが引き締まると、すき間が目立つように感じる場合があります。無理な力で歯間ブラシを押し込むと歯ぐきを傷つける可能性があるため、すき間が狭い部分にはフロスを使いましょう。

子どもにもフロスは必要ですか?

子どもも、歯と歯が接している部分には歯ブラシが届きにくいため、フロスが役立ちます。特に乳歯の奥歯同士が接している部分はむし歯になりやすいことがあります。子どもが自分でうまく使えない場合は、保護者が仕上げ磨きの一環としてやさしく使ってあげるとよいでしょう。

ホワイトニング中やホワイトニング後もフロスは使えますか?

多くの場合、フロスはホワイトニング中やホワイトニング後のセルフケアにも取り入れられます。歯間に汚れが残ると、見た目の清潔感や口臭に影響することがあります。ただし、知覚過敏が強い、歯ぐきに炎症がある、施術後に歯科医院から特別な指示を受けている場合は、その指示に従ってください。

フロス習慣とあわせて、白く清潔な口元を目指すならドクターズホワイトニングへ

フロス習慣とあわせて、白く清潔な口元を目指すならドクターズホワイトニングへ

フロスは、歯と歯の間のプラークを取り除くための大切なセルフケアです。ただし、歯の色そのものを白くしたい場合や、歯ブラシでは落としにくい着色が気になる場合は、セルフケアだけで限界を感じることもあります。

ドクターズホワイトニングでは、歯科医師・歯科衛生士などのプロによるホワイトニング施術を提供しています。毎日の歯みがき、フロス、マウスウォッシュなどのセルフケアで口の中を清潔に保ちながら、歯の白さを目指したい方は、ドクターズホワイトニング公式サイトからお近くのクリニックを確認してみてください。

フロスで歯間汚れをケアし、定期的な歯科チェックやホワイトニングを組み合わせることで、清潔感のある口元を維持しやすくなります。

まとめ:おすすめフロスは「続けやすさ」と「歯間に合うか」で選ぼう

まとめ:おすすめフロスは「続けやすさ」と「歯間に合うか」で選ぼう

フロスは、歯ブラシだけでは届きにくい歯間部のプラークを取り除くために欠かせないケア用品です。歯ブラシだけでは歯間部の汚れが残りやすく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用することで、より効率的なプラークコントロールにつながります。

初めてフロスを使う方には、奥歯まで届きやすいY字ホルダー型がおすすめです。慣れてきたら、糸巻き型やスポンジタイプを取り入れることで、歯面に沿わせた丁寧なケアがしやすくなります。歯間が狭い部分はフロス、すき間が広い部分は歯間ブラシというように、口の状態に合わせて使い分けましょう。

目的おすすめタイプ
初めてフロスを使うY字ホルダー型
奥歯をケアしたいY字ホルダー型、ロングハンドル型
清掃力を重視したい糸巻き型、スポンジタイプ
歯間が狭いワックス付き、テープ型
歯ぐきケアを重視したい歯周ケア向けフロス、歯科専売品
手軽に続けたいホルダー型、ドラッグストアで買いやすい商品

フロス選びで最も大切なのは、高価な商品を選ぶことではなく、自分の歯間に合い、毎日続けられる商品を選ぶことです。まずは1日1回、寝る前の歯間ケアから始めてみましょう。

参考リンク一覧

お近くの医院を探す ドクターズホワイトニングの施術詳細


監修歯科医師

ドクターズホワイトニング 専任講師・歯科医師 末光妙子 日本大学松戸歯学部付属病院勤務後、一般歯科医院に勤務。虫歯の診療を続ける中で、大切な歯を守るためには予防歯科の普及と、より気軽に歯医者に通うことができる環境が必要と考え、ホワイトニング専門医師として活動を始める。2011年、虫歯予防の効果も得られるホワイトニングの普及のため、専門医院ドクターズホワイトニングの立ち上げに携わり、現在は全国の歯科衛生士専門学校で講師を務める傍ら、ドクターズホワイトニングの専任講師として担っている。

所属
ドクターズホワイトニング技術監修 専任講師・歯科医師
著書
『小顔音読~歯科医師が教える、魔法の早口ことば』
活動
歯科医院向けホワイトニング知識/技術研修の講師・大手企業での口元セミナー・地球こどもサミットや子どもお口電話相談等イベント出演など・8020運動をテーマとした予防歯科イベントの開催・歯科衛生士の接遇スキル・審美歯科の技術向上を目的とした歯科衛生士学校との教育提携・歯科フリーペーパー『FEEDNOTE』で歯科衛生士活躍をテーマにした執筆活動・オーラルケアアイテムの企画/開発/販売 他

お役立ち歯科コラム 記事一覧

コラム一覧